ブログ





中性、酸性、アルカリ性 洗剤の違いと使い分け

中性、酸性、アルカリ性 洗剤の違いと使い分け
■中性洗剤
洗車で使用される最も一般的な洗剤は中性です。
他のpH溶剤と比べて洗浄力は劣りますが、塗装への影響が少ないので安心して使える洗剤です。

■アルカリ洗剤
強力な洗浄力があるとされている市販の洗剤は弱アルカリ性のものが多いです。
排気ガス、油汚れ、虫の死骸などの有機汚れに関して中性洗剤より落としやすい特徴があります。
プラスチック部品への反応もしてしまうので洗車後きちんと洗い流す、余裕があれば一度中性洗剤で洗うなどしたほうが安全でしょう。特に劣化した塗装では影響が大きくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

■酸性洗剤
日本において酸性タイプの洗浄剤はあまり見かけませんね。鉄やステンレスを溶かす性質があるため、不特定多数の方に市販品として販売するには危険が大きいためでしょうか。
酸性洗剤は、水垢汚れなどの無機質汚れを落としやすい特徴があります。洗剤の性質をきちんと理解したうえで使う文には問題ないと思います、それでも不安は残ると思うので見えにくい部分でパッチテストをしてから使うと良いでしょう。また、アルカリ性洗剤と同じくきちんと洗い流す、中性洗剤でもう一度洗浄することが重要です、自分がこれくらいかな?と思っている以上に洗い流すと良いでしょう。

また、アルカリ性洗剤にも言えることですが、初めて使う場合や古い塗装の車に使う場合は説明にある希釈倍率以上に希釈して様子を見つつ濃くしながら使うというのも1つの手ですね。


基本的には、中性洗剤を使用し手洗車を行いそれでも落ちない汚れが出てきた場合に目的に応じて酸性、アルカリ性、の洗剤を使って落としていくことになります。
最後に、何度も書きますが、どの洗剤でもすすぎ残しがあるとシミの原因となります、自分が考えている以上にすすぎをするように心がけると良いと思います。